男性が仕事に就き難いわけ [仕事に就くために]

ホームレスの人は男性が多い。
年末の派遣村のニュースでも、生活保護の報道でも、やっぱり男性が多い。
派遣切りに遭った人も、テレビの画面に出てくるのは男性だ。

女性も無い訳では無いだろうが、実際に目にするのは男性。

近年までは、女性が働くのが困難だから、家庭に留まるとか、
女子大卒では、就職に不利で涙を流していた。

何が変化したのだろうか。

経済のサービス化、だろう。


農林水産業の第一次産業、
工業の第二次産業、
そして、サービス業の第三次産業。

自然を相手に、自然からの恵を狩猟採取する時代から、
自然を加工する、物作りの時代、
そして、人間が人間を相手にするサービスの時代。

肉体的な力を必要としないから、女性でも出来る。
むしろ、細やかな心遣いが必要となるから、女性の出番も増える。


考えてみれば、炊事、洗濯、掃除、それに子育てに介護。
全て、かつては家庭の中で提供されていた働きである。

食べ物から調理器具、肌着や衣類、ちょっとした大工道具等々、
一般家庭には、ある程度の買い置きがあり、
それを、日々使って生活する。

在庫管理、作業の段取り、緊急時の対応など、
  ある意味で、大きなマネジメントが無償で提供されていたのだ。

家事が専門職として社会化した。
ならば、女性にとっては馴染みの分野である。

だから、女性はどこかに職を得ることが出来るし、
反対に、男性は慣れない分野だけに、関わりを持ちにくい。
              ‥‥と言うことだろうか。



先ず、自分の身を保つだけの家事を遣ってみよう。
外食ばかりでなく、自炊してみよう。
買い物し、無駄なく使い切り、おいしく料理する。
使った道具や食器は、そのつど綺麗に片付ける。

毎日、それがこなせれば、マネジメントの入り口に立てる。


生活保護費が支給されたら、パチンコか飲み屋へ直行。
というのでは、まず、サービス産業の時代には通用しない。


自立の基礎は、経済的自立である。
自分で食べてゆけなければ、何も始まらない。
かつては、女性が自立するために、社会的な職業に就くことが必要だった。
今は、男性が自立するために、自分の生活を自分の手に取り戻すことが必要なのである。
自分で食べてゆけるために、先ず、自分の食事を自分で作ろう。
社会的サービスに頼るには、お金が必要だから、
金銭的な余裕が出来てから、より良いサービスを楽しもう。

人任せにしないで、生活を自分の手に取り戻そう。
上手に家事が出来れば、それが仕事に繋がってゆく。

そんな風に考えるのである。


コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。