筋を通す力を養って政治家になる [これからの仕事]

民主党には、政治家は居ないようである。
本来の 「政治家」 と言うものを考えてみよう。


     ・・・・ 筋を通す力 ・・・・

自問自答、決断、そして議論から命綱と安全網が造られる。

これで良いのか、何故こうなるのか、と問いかけ、
こうすれば良いのではないか、と考える。

原因から方策に至る過程を、丁寧に自分の言葉で考える。・・・・筋が出来る
その言葉の延長で、他の人と意見を交換し、考えを共有する。・・・・筋が太くなる

議論することによって、一本の筋が、より太い糸になり、やがて、太い綱になる。
その過程で、糸が織り成す網が張り巡らされる。
  太い綱は、社会の命綱。
  大小様々の網は、社会の安全網(セーフティネット)。


     ・・・・ 政治家になる ・・・・

政治家は法律家の上に立つ

法律家――現行の法律に関する知識を使って仕事をする人

 <弁護士>
    自由契約に基づいて、顧客の利益を実現する。
    顧客から金銭的報酬を得て、顧客の求める働きをする。
    社会規範や道徳規範とは別の範疇である。
      暴力団や悪徳企業にも顧問弁護士は存在する。
      法の不備や欠陥を用いての論法も可。
    個別の事例に関して働く。
      限られた“土俵”の中でのみ整合性(筋)を保つ。


 <官僚>
    公務員法に基づいて、国民のために働く。
    国民の税金で身分を保証され、国民の生命と財産を守るために働く。
    国の在り方そのものの具現者として、社会規範や道徳規範も求められる。
    担当する部門において職権を行使する。
      限られた“土俵”の中でのみ整合性(筋)を保つ。
                   ・・・・縦割り行政の弊害


政治家――法律を制定する仕事をする人。

  時代の流れを見て、必要な法律を整備し、国民に方向性を示す。

    現行の法律の不備や欠陥を補い正したり、必要な新法を発案する。
    そのために、
      行政を司る官僚から、現行法の状態を聴取したり、
      法律やその執行の現状に関する専門家の意見を収集し、
      社会の現状を把握するための調査や分析を行う。

    官僚と同じく、公僕としての身分と責任を負うが、
      限られた“土俵”の中でのみ整合性(筋)を保つ、では許されない。
    現状打破だけではなく、国の未来を方向付ける仕事であるから、
      広い視野と、広範囲の整合性(筋)を通す力が要求される。

            自分の中で自問自答し、
            議会の中で議論して、
            国のための命綱と安全網を造る。

    それが、政治家であり、
    だからこそ、政治家は法律家の上に立つ、のである。

    言葉に筋が通っていてこそ、政治家になり得る、と言えよう。 

タグ: 政治家
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