自分を知る/言語化:第一歩(その例) [仕事に就くために]

今の学校(大学や高校など)を選んだ自分を振り返る。
例えばこんなことも有り得るかなぁ、ということを考えてみる。


  ・・・・ 新設校や新設の学部・学科を選んだ、という場合 ・・・・

入試が楽だと考えた。
上級生が居ないから楽だと考えた。

  そんな自分を感じ取ったら、それを有効に生かそう。
    先ず、楽なことを選んでしまう、という自分を認める。
    厳しい就職戦線を諦めるなら、そのままの遣り方で良いが、
    これから、厳しい方を選ぶ生き方に変えたら、人生が大きく変わるかも。
  だって、
    厳しい生き方から、楽な方へ変更するのは何時でも出来るのだから、
    若い内に、自分自身にチャレンジしてみても良いのではないか。

  楽なことを選ぶ傾向があったが、社会人になったら自分に挑戦してみたい。
  厳しいことも、逃げないで遣ってみて、自分自身を試してみたい。
      と言うようなことを、自分の主張の中に入れる心積もりにしておく。


新しく出来たということは、時代に即したところだと考えた。

  時代が必要としているから新設されたのなら、これからの役に立つ、という様に、
  少しでも自分の中で考えていたのなら、それを尊重しよう。
    ただし、思い返してみて、そういう気持ちが無かったなら、嘘は止めよう。

  時代に即したことが学べる、と思って入ってみてどうだったか。

    これからの時代、これが役に立つ、と思ったことを書き出す。
           出来るだけ詳しく、書いてみよう。
         具体的にどんな内容が役に立つと思うのか。
         社会に出て、それをどの様に役立てることが出来るか。

    期待して入ったけど、これからの時代を感じる学習は出来なかったのなら、
         自分が期待していたのは、どんなことだったのか。
         もしも、今後、チャンスが有るとしたら、どんなことを学びたいのか。
         時代を感じることは無くても、自分は何を学んだか。
           そういうことを、書き出してみる。


  実現できたことと、実現できなかったこと、を確かめながら、
  今までの自分を、新しい自分に切り替えてみる姿勢を確認する。
           自分自身を、<脱皮> させる意気込みで。

    脱皮: 蛹(サナギ)は、脱皮をして蝶になり、大空へと飛び立つ。

      幼い頃、服が小さくなって着ることが出来なかった経験が有るだろう。
      どんなにお気に入りの服でも、成長した体には小さく為ってしまったのだ。
      気が進まなかった新しい服も、すぐに着慣れてお気に入りになり、
      やがて、また小さくなって脱ぎ捨てて行ったことだろう。
        人間の成長も同じである。
        古い殻を脱ぎ捨てることを恐れるな。
        古い自分を脱ぎ捨てて、新しい自分に為ろう。
           新しい自分になって、大きく飛び立つために!



  ・・・・ 就職のために経済学部を選んだ、という場合 ・・・・

経済を学んだことを、今、就職活動の中で、どの様に活かせるか、を書き出してみよう。
「経済学部ですね、今の状況をどう考えますか」、と問われたらどう答えるか。
経済学部の学生として、今般の金融危機をどう思うか。
  どうして危機が生じたか。対策について、どう思うか。等々。

将来、戦力になる人材かも、と期待されたら、厳しい質問がくるだろう。
時代の状況を、しっかりと理解しているか、理解する努力をしているか、と。

単なる知識だけでなく、時代の波を生き抜いてゆける人物か。
組織を背負って、時代を生き抜ける力が有るか、覚悟が有るか。

完全な正答である必要はない。
マニュアル化された受け答えではなく、生きた答えが求められる。
理論的な答えと、自分の実体験に即した答えが、自然に溶け合っているか。
  例えば、アルバイトの体験で、感じたこと、考えたことを簡潔に話せるだろうか。
  世の中の経済活動の一端に触れた折りの、新鮮な感性を大切にしよう。
  これから入って行くであろう経済社会への、好奇心と謙虚さも重要だ。
  実社会のことは、まだ知りませんから、とはっきり言って良いのだ。


アルバイト、クラブ活動、・・・・ だけど、やっぱり学業が一番。
どの様な専門分野であっても、問われることを前提にしておこう。
   貴方にとって、その学業は、どの様な意味を持っているのか、と。
自分が学んだことを、最大限、自分の強みとして表現したいものである。


特に経済学部なら、こうなるだろう。
今の経済状況の中で、自分の職業人生をどの様に位置づけようとしているか。

   金融をどう考えるか。
   もの作り、物流、人を相手の仕事、など、どの様に選ぶか。
   個別の企業をどう選ぶか。
       そんな選択過程が、全て、質問の対象になる。

就職のために、と考えて学部を選んだのなら、まさに、
  就職のために何が役立ち、何がまだ不足なのか、をしっかり認識しておこう。



選ぶという判断には、選ぶための基準が必要である。
自分の中の基準がしっかりしていないと、その都度、その場限りの言い訳になる。
先ずは、自分の中の基準を確かめよう。
   それが、今の自分を作っている、過去の選択の確認なのである。
   学生時代をしっかりと見つめて、今の自分を表現できるように準備しよう。
      自分の中に無いことは、無理をしても伝えることは出来ない。

   自分自身が明確化できれば、言葉や態度が自然に自分を語ることになる。
   全ては自分の中に在るのだから、見付けて大切にしたいものである。
         これからの自分のために、今までの自分を活かす。
         それが、自分を大切にする、という事だと思うのである。


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