神様になったつもりで願いに向き合う [ものの見方・考え方]

世の中には、人の力を超える大きな力を実感することがある。
この大きな力を神様と言い表すことにする。
  (特定の宗教でいう神ではない)。

この神様は、どのような人の、どのような願いを叶えようとするだろうか。
神様になったつもりで考えてみよう。


日々、「神様、お願い!」、と心の中で念じることが多々ある。
  電車に乗り遅れそうになって、「どうぞ間に合いますように」、と念じながら足早に歩き、
  それでも危ないとなると、「うわぁ、神様、何とかお願い!」と走り出す。

  試験などの緊張場面では、「落ち着いて臨めますように」と、息を整えるだろうし、
  厳しい道程では、「頑張り抜けますように」と、後押しを願う気持ちになるだろう。

    そんな経験は、誰だって、何度も何度もある筈だ。


● では、神様が自ら采配を振るうのはどんな時だろうか。

クリスマスのサンタさんは、
  一人一人が、何を欲しがっているか分かっていれば、プレゼントを用意し易いだろう。
  サンタ父さんは、それとなく子供たちに聞いてみるのではないだろうか。

七夕の短冊には、星の神様へのお願いが書かれている。
  単身赴任の父さんが早く帰ってきますように、とか、
  鉄棒で逆上がりが出来るようになりますように、とか・・・・。

  どちらかと言えば、物をねだる、と言うよりも、状況の変化を願うことが多そうだ。


神様になったつもりで考えてみよう。・・・・どんな時、手を差し伸べるか。

    ①願いが具体的である。
    ②自分の努力で相当なところまで到達している。

  どんな助け? ・・・・・・・・ 分かりやすい。具体的な求め方。
  どれだけの助け? ・・・・ あと一寸。軽く手を差し伸べるだけで良い。

  力を貸す値打ちは有るか? ・・・・ 本人なりに、ずいぶん努力している。

  遣るだけ遣って、後一歩。これだけをお願い! ・・・・という形である。

    自分が何を望んでいるのか。
    自力で乗り越えた部分と、神様にお願いする部分。

  それらを、明解に伝えなければならない。
    自分の中で、神様へのお願い文を清書してみなければならない。

      下書きに始まって、最も重要な点をしっかり明確にする。

  神様に気に入ってもらえるように、筋の通ったお願い文を作成するのだ。


●神様になったつもりで、そのお願い文を受取ってみよう。
    なるほど、うん、力を貸してやろう、という気になるか。

  兎に角、何もかもお任せします。・・・・では、相手にはしないだろう。
  まだ何も遣ってないのですが。 ・・・・では、遣ってから言え、となる。
  選びきれずに迷っています。  ・・・・では、決めてから頼みに来い、となる。


大きなお願いをするには、それなりに、丁寧にお願い文をまとめねばならない。
神様を説得し、これは力に為ってやらねば、という気持ちを起こしてもらおう。

神様に嘘は通じない。ごまかしも駄目。
真正面から来ないなら勝手にしなさい、とばかりに手を引かれてしまう。


現実の世の中では、教師や上司などを騙すことは出来る。
だけど、神様を騙すことは出来ない。
  騙していると自分は知っている。
  これは嘘だ、いい加減にしか願っては居ない、
  そんなに本気じゃないけど、駄目モトでお願いしただけ、
    そんなことを、自分自身は心の中で知っている、のである。

そんな場合、絶対に願いには近づけない。
  なぜなら、神様とは自分のことなのだから。

  神様と向き合う、と言うのは、自分自身と本気で向き合う、という事なのだ。

    人の力を超える大きな力。
    それは、自分自身の中に眠っている可能性、という無限の力のことである。
        神様というのは、自分自身の可能性のこと。

    無限の可能性を、自分の中に発見し、育てよう。
        自分の中の可能性と、本気になって向き合ってみよう。

タグ:神様 願い
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